1996．3．16　蓮田SA　→ 　名神高槻バス停

　今回、関東に来た目的は、先輩が出場しているグライダーの競技会 の手伝いである。場所は千葉県の関宿町。私は所用があるので、皆より一足先に帰ることになった。

　お昼の15：10に開始。なんと5分後にトラックが止まってくれ た。それも兵庫県の伊丹まで行くという。いきなり大物の魚を釣り上げたようなもんだ。
　それほど私に対して質問してこない人だった。遠慮しているのだろうか。一方的にいろんな話を聞いた。運送業界の給料の低さ、飲酒し ているトラックドライバーの多さ、同僚が破産宣告したこと、阪神大震災の時にフェリーに乗るために割りこんだこと、積荷の食品を盗ん で食べるドライバーのこと、上手な車の運転法、etc...
　日本平パーキングエリアで昼食をおごってくれるという親切な人だったが、
「シートベルトなんて邪魔なものしなくていいぞ」
　と、言ってきたり、席の隣に日本酒の入った一升瓶が置いてあるのを見ると、恐怖を感じた。

　途中、多賀サービスエリアで小休止したものの、高槻には23：45に到着した。8時間半でやって来れたことになる。運転手さんはだ いぶ頑張ってくれたんだと思う。