手作りの世界史実物教材

金印

”建武中元二年（57）、倭奴国奉貢朝賀、使人自称大夫、倭国之極南界也、光武賜以印綬”
（『後漢書』倭伝）



１．教科書によると

　高校日本史の教科書には次のように書かれています。

「1世紀につくられ、漢（前漢）の歴史を述べた『漢書』地理誌によると、「倭人」の社会は百余国にわかれ、楽浪郡に定期的に使者を送っていたという。
　また『後漢書』東夷伝には、紀元57年に倭の奴国の王の使者が後漢の都洛陽におもむいて光武帝から印綬を受け、107年には倭国王帥升等が生口160人を安帝に献じたことが記されている。奴国は今の福岡市付近にあった小国で、同市の志賀島からは倭の奴国の王が光武帝から授かったものと考えられる金印が発見されている。
　これら小国の王たちは、中国や朝鮮半島の先進的な文物を手に入れるうえで有利な位置にあり、他の小国より倭国内での立場を高めようとして、中国にまで使いを送ったのであろう。 」
（『詳説日本史　改訂版』山川出版社、2022年）



２．製作過程

�　�Adobe Illustratorで設計。作ったのは以下の金印。
　　　・金印「漢委奴国王」
　　　・金印「親魏倭王」

　　　　そして、ついでに
　　　　・足利義満の「日本国王之印」
　　　　・織田信長の「天下布武」の印
　　　　・金印「[日本] 富本銭
　　　　・[日本] 和同開珎
　　　　・[中国] 永楽通宝
　　　　・[中国] 布銭
　　　　・[中国] 刀銭
　　　　・[中国] 半両銭
　　　　・[中国] 五銖銭
　　　　・オランダ東インド会社貨幣
 　　　　　も作ってみました。
　　　　　 そちらについては、「古代の貨幣づくり」をご覧ください。


�◆．譟璽供璽�ッターでカット。カインズホームで切ってもらいました。使ったのは4mm厚のシナ合板。


光っているのがレーザー


レーザーでの切り出し完了

��　接着


3枚の板を重ねあわせて

�ぁゞ眇Г肪綽�

�ァ〇膺Г良海魴襪�


結び方は調べてもわからなかったので、適当です。

�Αヾ粟�！


 
【参考文献】

・教科書『詳説日本史　改訂版』山川出版社、2022年