  ペーパークラフトです ロンドン北部にあるイギリス一のイスラム寺院「セントラルモスク」。建物が完成したのは１９７７年というから、つい最近のことです。イギリ スの全人口の約３％はイスラム系とのことなので、それなりの勢力ですね。２００５年7月に起こったロンドン同時多発テロ直後は、このセントラ ルモスクにイスラム系の亡命者が集まるとのことで、警察官のチェックも厳しかったようです。 このロンドンセントラルモスク自体は20世紀に建てられたものですが、教材としては当然イスラム教の誕生の単元で用いることになるでしょ う。モスクの特徴として欠かせないドームと尖塔はとりあえずわかってもらえるかと。 この模型はペーパークラフトですが、雰囲気を出すためにドームには金色の折り紙を貼ってみました。そしてドーム頂上にある、イスラムを象徴 する三日月マークは、金色の針金（よくパンの袋をとめている針金）で作成。
ムハンマドがイスラム教を創始したのが６１０年頃。それから約１０年間布教活動をして得た信者がたったの７０名程度。少ないですね。しか し、６２２年に弾圧を逃れるためにメディナに移住（聖遷、ヒジュラ）してから、信者が急増します。当時この地域ではアラブ人同士の激しい部族 対立があり、ユダヤ人との対立もありました。 そんな中、ムハンマドとその信者たちは部族の枠を越えて「ウンマ（イスラム共同体）」を組織しました。信者が共同生活を行うウンマでは、部 族に関係なく信者は平等。すると、部族対立を避けたい者が次々とウンマに加わり、またウンマは部族対立の中立な調停者としての地位も築きまし た。やがて１万のアラブ兵を動員できるほどの勢力となり、６３０年にはメッカを占領。その共同体の中心に位置したのが多目的の集会所ともいう べきモスクでした。モスクを中心にイスラムは拡大していたったんですね。 ドームを開けると、中はどうなっているかな？  （この画像の上にマウスポインタを持ってきて下さい） 【参考ホームページ】
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