 五角形に切り出した板に墨で文字を書き、上部に木の棒を屋根っぽくボンドで接着すれば完成。 ここでは、日本史の授業で定番の２つの法令を作ってみました。 さて、次の２つの高札はどのようなことが書かれているか、わかりますか。 【問１】  ↓
↓ ↓ 答えは、この下 ↓ ↓ ↓ 【問１の答え】 ●書かれている言葉 定 きリしたん宗門は累年御禁制たり 自然不審成者有之は申出べし 御ほうひとして ばてれんの訴人 銀五百枚 いるまんの訴人 銀三百枚 立かへり者の訴人 同 断 同宿并宗門の訴人 銀百枚 右の通下さるべし たとひ同宿宗門の内 たりといふとも 申出る品により銀五百枚 下さるべし かくし置他所よりあらはるゝに おゐては 其所の名主并五人組迄 一類共に 罪科におこなはるべき者也 正徳元年五月日 奉行 ●現代風に意訳すると… キリスト教はずっと禁止されてきた。 もし怪しい奴がいたら報告しろ！ その褒美に、 「ばてれん」(司祭)を見つけたら銀500枚、 「いるまん」(修道士)を見つけたら銀300枚、 仏教に改宗したのにまたキリスト教徒になった奴を見つけたら銀300枚、 キリスト教徒および彼らを匿った奴を見つけたらそれぞれ銀100枚を を与えよう！ また、親戚縁者だったとしても、報告したら銀500枚を与える。 もしキリスト教徒を匿っていることがバレたら、 名主や五人組も連帯責任だ！ 正徳元年５月 奉行 【問２】  ↓
↓ ↓ 答えは、この下 ↓ ↓ ↓ 【問２の答え】 ●書かれている言葉 定 一 人たるもの五倫の道を正しくすべき事 一 鰥寡孤独癈疾のものを憫むべき事 一 人を殺し家を焼き財を盗む等の悪業あるまじく事 太政官 右の通被 仰出候間堅可相守者也 明治二年己巳九月 浦和縣 ※鰥寡孤独（かんかこどく）〔身寄りのない独り者〕 ※癈疾（はいしつ）〔身体が不自由な人〕 【製作過程】 �＼擇辰身弔吠源�を書いて
 �■科�の１サイズの高札場も作ってみました。文化祭で展示しました。  【参考文献、ホームページ】 ・楠木誠一郎『江戸の御触書 生類憐みの令から人相書まで』（2008年、グラフ社） ・高札の文字は、埼玉県立文書館に保管されている 以下の高札を模写しました。 a. 小島（栄）家所蔵 「キリシタン禁止の高札」 正徳元年（1711年） b. 飯島（一）氏収集 「五倫の高札」 明治2年9月（1869） 浦和県  |
